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当院が特に力を入れている診療科目
当院では、飼い主さまと動物たちの気持ちに寄り添った診療を何より大切にしています。
まずはペットの痛みを最小限に抑えた快適な手術を基本とし、その上で高度な知識と技術を要する専門的な手術を実施しています。
特に整形外科では他院からの依頼・紹介症例も多数受けており、腫瘍・胆嚢・骨折・脱臼・靭帯断裂など、幅広い症例に対応しています。
当院が特に専門性を高めてきた整形外科と循環器科
整形外科では、院長が自身のスポーツ経験から膝の病気と向き合い、30年近くにわたって技術を磨き続けてきました。
執刀総数2,100件という実績は、滋賀県内はもとより京都・長浜・彦根など県外の動物病院からも依頼・紹介手術が寄せられてきた積み重ねです。
「整形外科は結果が明白に出る」と院長が語るように、誤魔化しのきかない分野だからこそ、妥協なく向き合ってきました。
循環器科では、専門的なトレーニングを積んだ獣医師が診療にあたっています。
心臓病は犬猫ともに発症頻度が高く、早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。
症状が出にくい初期の段階から適切に対応できるよう、高度な診断機器と専門知識を備えています。
どちらの分野も、「飼い主さまが気づいたときにはすでに進行していた」というケースが少なくありません。
定期的な健康チェックと、気になる変化があれば早めにご相談いただくことが、大切な家族を守ることにつながります。
麻酔への取り組み
手術において麻酔の安全性は非常に重要です。当院では高精度麻酔器「Dräger Fabius plus XL」を導入し、高難度・高齢・ハイリスクな症例にも安全性の高い麻酔管理で対応しています。
また、数種類の痛み止めを組み合わせることで、術中・術後の痛みを可能な限り軽減し、動物への負担を最小限に抑えることを心がけています。
整形外科
院長自身がスポーツで膝を痛めた経験を持ち、力学的な感覚と豊富な実績をもとに専門性を高めてきました。
滋賀県内外の動物病院から依頼・紹介手術を多数いただいており、執刀総数は2,100件を超えています。
※~2026年6月30日現在
手術実績
| 術式 | 症例数 |
|---|---|
| 膝蓋骨内方脱臼 | 949 |
| 膝蓋骨外方脱臼 | 16 |
| 前十字靭帯断裂(TPLO主流) | 219(TPLO主流) |
| 後十字靭帯断裂 | 2 |
| 内側側副靭帯断裂 | 2 |
| 大腿骨頭(FHO) | 47 |
| 股関節脱臼 | 50 |
| 肩関節脱臼 | 4 |
| 椎間板ヘルニア | 79 |
| 橈尺骨骨折 | 338 |
| 脛骨骨折 | 81 |
| 手根関節 | 9 |
| 中手骨 骨折 | 28 |
| 中足骨 骨折 | 22 |
| 足根関節・浅指屈筋腱脱臼 | 8 |
| 腸骨体 | 49 |
| 大腿骨/骨頭骨折 | 62 |
| 上腕骨骨折 | 24 |
| 寛骨臼骨折 | 19 |
| 仙骨・仙腸関節 | 32 |
| 坐骨骨折 | 4 |
| 肩・肘関節脱臼 | 11 |
| 肩甲骨骨折 | 13 |
| モンテジア骨折 | 4 |
| 下顎骨骨折 | 28 |
| 執刀総数 | 2,100 |
※外固定など手術を行わずに治療したものは上記件数に含まれていません。
【院長インタビュー】当院が特に力を入れている診療科目について
整形外科に力を入れるようになったきっかけは何ですか?
私自身がサッカーで前十字靭帯を損傷し、膝の治療を経験したことがひとつつのきっかけです。
また動物、特に小型犬は膝蓋骨脱臼をはじめ膝の病気が非常に多く、自分の力学的な感覚と知識を活かせる分野だと確信して専門性を高めてきました。
現在、整形外科の執刀実績は2,100件を超え、滋賀県内外の動物病院から依頼・紹介手術を多数いただいています。
その技術はどのように習得されてきたのですか?
週一回しかない休みも講習会に充て、有名な先生の著書を読み込み、学会や実習があれば遠方でも寝ずにでも参加して学び続けました。当時はオンライン学習などなく、とにかく足を運ぶことしかできませんでした。
今の若い先生たちはオンラインで質の高い情報にすぐアクセスできる恵まれた環境にあります。
時代は変わりましたが、実践を繰り返して体で覚えていくことの大切さは変わらないと思っています。
五感を使った診察についてお聞かせください
機器が発達した今も、五感による診察を大切にしています。腎不全の子は息の臭いに変化が出ますし、内臓が悪い子にも独特の臭いがある。歩き方を見ただけでどの関節に問題があるかをある程度判断できます。
機器はその確認のために使うもので、まず自分の目と手と耳で感じ取るという姿勢が診察の基本だと考えています。
最近は機器に頼りがちな面もありますが、五感を磨くことの重要性は折に触れて若い先生たちにも伝えています。
細分化が進む医療の中で、チームで診ることの意義とは?
皮膚科から眼科、内科、整形外科まで、全分野を一人の獣医師がまかなうことはもはや現実的ではありません。
整形外科・循環器・エキゾチックアニマル・皮膚病・腫瘍内科、それぞれの専門性を持つ獣医師が連携することで、総合的に高い水準の医療をご提供できると考えています。
